機能性胃腸症

bd_glass13.gif食欲がないなぁ、と思ったら…。


食事が美味しくない、どうもおなかがすっきりしない、胃がもたれる…。
このような胃の不調を訴える人が、成人の4人に1人いると言われています。
こうした症状が長く続いていて胃内視鏡検査を受けてみても、はっきりと異常が見つからない場合が多くあります。最近はそういう状態を、「機能性胃腸症」と呼ぶようになってきました。
「機能性胃腸症」とは胃の運動障害が主原因と考えられ、外国でつけられた症状を直訳したもので、これまでは「神経性胃炎」や「胃腸神経症」や「慢性胃炎」などと診断されてきた病態です。
機能性胃腸症は、症状によって、3つのタイプに分類されます。

1.運動不全型
主な症状は「もたれ」です。「胃の運動機能低下」が原因です。機能性胃腸症の6割がこのタイプです。
2.潰瘍症状型
主な症状は「痛み」です。胃酸の出過ぎによって痛みが起こると考えられます。
3.逆流症状型
主な症状は「胸やけ」です。胃酸が食道に逆流することによって起こるもので、「逆流症」とも呼ばれます。最大の原因は、食べ過ぎです。また食後、すぐ横になることなども胃酸の逆流の原因になります。

 機能性胃腸症は、その人の性格や生活スタイル、食事内容など、さまざまな要因が重なって状を引きおこす生活習慣病です。機能性胃腸症を防ぐには規則正しい生活を送り、ストレスを貯めないことと、胃に負担をかけない食生活が大切です。1日3食、規則正しく食べる。ゆっくり食べる。脂っこいものを控える。深酒をしない。禁煙するなどのことを心がけましょう。
 生活習慣に気を付けても症状が改善されない場合は、医師のもとを受診してください。胃内視鏡検査などの精密検査を受け潰瘍やガンを除外してもらい、その後に症状に合った薬を処方してもらいましょう。

H19/9 タウンメディア掲載